Adobe CS5がやってきた(その1)。

ぶっちゃけ正式発売日前の5/26(水)には不在通知が入ってたんだけど、27日に受け取って28日は寝かせて29日にインスコ終えたら今日になっちゃった訳ですよ。
無論この短期間で全部が全部の機能を確認出来る訳も無いので、気付いた点をぼちぼちアップしていく事にする。

何の変哲も無い段ボール箱。
伝票とガムテがAdobeオリジナルなのは以前と同様。

今回のパッケージはこんなカンジ。
時代に逆行して旧バージョンよりデカくなっているのがちょっとイヤ。

てか、今回のパッケージはCSパッケージになってから一番出来が悪いんじゃないかと思うのは気の所為だろうか?
見た目は凝っているようなのだが中を開けてみると結構ヤワなパッケージで、こんなん付ける位だったらCS1の時のトールケースの方がよっぽど使い勝手がいい。


とまぁパッケージにばかりグダグダ言っても仕方無いので、中身の議論に移りたいと思う。

前回アップグレードしたのがCS3だったので、今回は実に3年振りのアップグレード。
お目当ては矢張りMac版の64bit対応とCS4以降に追加された新機能なのだが、現時点ではまだサブマシンのMacBookにしかインストールしていないので64bit化の恩恵には与れていない。

最近の用途といえば専らPhotoshop & Bridgeでの写真現像で、今回のアップグレードで一番楽しみにしていたのもCamera RAW回りの機能改善だった。
という事で、早速Camera RAWで以前撮影した写真を開いてみたのだが特に機能が増えたような印象は受けなかった。Photoshop本体に関しては既に各所で色々な情報を仕入れていたのだが、もしかしてCamera RAWなんて誰も興味無いんだろうか…。

しかし、デジタルカメラ関連の新機能に関しては‘自動レンズ補正’の方がよっぽど気になる所。
以前購入したDxO Optics Proと機能的にはモロ被りなので、場合によってはDxO Optics Proが無用の長物になってしまうような事が有り得るかも知れない。

…なんて危惧していたのだが、どうもこの心配は取り越し苦労に終わりそうである。
というのも、自動レンズ補正はどうやらCamera RAWからダイレクトで呼び出す事が出来ないらしい。

DxO Optics Proであれば露出補正からカラーバランスから収差補正からノイズ除去から全ての現像処理をまとめて実行出来るものの、Photoshop CS5では一旦Camera RAWから吐き出されたビットマップに対してレンズ補正を行う事になる為、RAWデータの情報量をフルに活用出来ない。特にノイズ除去とアンシャープマスクと収差補正は同時に行わないと間違いなく効果が落ちるので、自動レンズ補正がCamera RAWから呼び出せないというのは既にその魅力の半分以上を失っていると言っても過言ではない。
現像後のカラーバランスはDxO Optics Proの方が圧倒的に気に入っているので、少なくともデジタル一眼のデータは引き続きDxO Optics Proで実行していく事になるのだろう。64bit対応のv6.2も最近出たばっかりだし。

てか、Camera RAW上で自動レンズ補正出来ないのが不可解で仕方無いんですが。
単なる私の見落としであるものと信じたいので、何方かCamera RAW上で自動レンズ補正する方法を教えて下さいマジで。

とは言うものの、自動レンズ補正は他の場面で活躍しそうな気がしている。
Lens Profile Creatorなるユーティリティを使うと自前の収差補正プロファイルが組めるようなので、例えばPowerShot G7のような古いコンデジでRAW撮影するような場面では活路が見出せるんじゃないかってワケ。
プロファイル作るのも結構大変そうではあるものの、レンズ交換を伴わないコンデジであれば一度プロファイルを作ってしまえば後は使い回せる筈なので、時間が出来たら挑戦してみたいと考えている。

あと、地味な改善ポイントとしてインストール後フォルダを移動しても階層構造を再構築してくれるようになった。
CS3の時は、例えばインストール時に作成された /Applications/Adobe Photoshop CS3 を /Applications/Adobe Creative Suite 3/Adobe Photoshop CS3 に移動すると(確か)Photoshop起動時にクラッシュするという不具合が生じていた。
しかし、今回のバージョンからはデータを移動後にアプリケーションを起動すると階層を再構築する旨のアラートが表示され、再構築後は従来通りアプリケーションが利用出来る。偶然発見した改善ポイントであるが、以前のようにアンインストール→新しい階層に再インストールという作業が必要無くなったのは嬉しい。


それにしても、Mac Pro側のPhotoshopが最新版に出来るのは一体いつになるんだろう??
OS愛佳わらずLeopardだしなぁ…。

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