カス握手会事件を受けて思った事。

一応冒頭に宣言しておくが、連中を貶めたり、犯人の肩を持ったりするつもりは毛頭無い。
だけど、この際だから申し上げるべき事をはっきり申し上げたいと思う。

私は、AKB48という女性集団が心底大嫌いである。
初代オーディション前に「アキバ48計画」とか銘打って、秋葉原の賃貸が地方のアイドル候補生を受け入れていた頃から相当胡散臭いと思っていた位だから,我ながら筋金入りのアンチAKBだと自負している。

連中の不愉快な点を論えばキリが無いが、今この瞬間何かひとつだけ挙げよと言われたら‘アイドルという聖域に土足で踏み込んだ’事であろうか。

1990年代(年齢としては10代の頃)にアイドルにハマり始めた私にとって、アイドルという存在は冒し難き‘聖域’であった。
近付きたいけど近付けない、その距離感こそがアイドルを神の領域へと昇華する一線であって、むしろそれが心地良かった。

しかし、連中は「会いに行けるアイドル」なんて一見フレンドリーさを醸し出しつつも、アイドルたる者として決して超えてはならぬラインを自ら破壊する戦略に出た。
バラマキ商法以外の何物でも無いCD付き握手券だの、事実上コンプリート出来ないCD付きポスターだの、その商法たるや卑劣を極めていた。
歌も下手、アレンジも下品なCDが大量に不法投棄されるという事件も頻発した。
こうして古き良き我らの聖域はズタボロに破壊され、世間にはAKBファミリーとやらがウイルスのように蔓延した。
少なくとも、私はそんな低俗な世界をこれっぽっちも望んでいなかったのに、だ。

このような安売り・バラマキ商法に出れば、ファンの質も確実に下がる。
いずれコミュニティはスラム化するであろう。
ずっとそう思い続けてきて、今回の事件である。
私はむしろ、今回の一報を耳にして「よく今までこの手の事件に至らなかったよな…」と反芻するばかりであった。

超えてはならぬ一線を護るという面では、幸い我が軍であるHello! Projectは頑張ってくれていると思う。
無論、時には物足りなさを感じる事もある。
だが、所詮アイドルヲタなんて娯楽のひとつに過ぎないのである。
物足りない位で、そもそも充分だった筈なのだ。
彼女達を手に入れる事は、そもそもあり得ないのだから。

…という前提があった筈なのに、敵軍のプロデューサを名乗る秋元某は自らスカウトしたメンバーにいとも容易く手を出した前科者である。
こんな奴がプロデュースした集団を崇拝するなんて、常識では考えられない。


話はやや脱線したが、今回の事件を受けて我が軍がどのような影響を受けるか、いささか心配していた。
かつて本芸が運営していた頃の夏冬ハロ紺では、入場時にボディチェックが行われていた(カバンのチャックも全部開けさせられた)時期があった。
カメラ・録音機器の持ち込み対策という名目だったのだろうが、横アリの3Fスタンドから落下し一時重体となったスターダスト氏(※通名)の影響かなーという気もする。真相は知らん。
千奈美にスターダスト騒動以降、様々なアーティストのライブイベントにおいて2F以上の最前列は着席鑑賞がルール化された。)
またあの時代に逆戻りしてしまうのかな…と思いきや、今回に関しては事務所が早々に声明を発表してくれた。

この度の握手会における事件報道は大変ショックであり、強い憤りを感じております。
なによりも負傷された方々の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

今回の事件を厳粛に受け止めて、今後予定されている握手会等のイベントに関しまして弊社内で検討した結果、楽しみに待っていただいているファンの皆様のためにも、予定通り実施することに致しました。

弊社タレント及び参加されるファンの皆様のより一層の安全確保のために、これまで以上に警備を強化し運営してまいります。
何卒ご理解、ご協力いただけますよう宜しくお願い申し上げます。

この声明は、長年ファン生活を続けてきた私にとって大変心強いものである。
少なくとも、我が軍にはイベント会場に危険物を持ち込んで暴れるような輩は居ないと信じているし、スタッフによるイベントのコントロールも充分行き届いていると思う(たまには不満もあるが)。
今回の事件はファンでもない一般市民が比較的警備の薄いイベントを狙った模様だが、参加者側に相応の対価を求める事でGive & Takeの関係をはっきりとしている我が軍の界隈で、今回のような事件が起こり得るとは到底思えない。


日が変わって、今日は‘エース’鞘師里保のバースデーイベントに参戦する。
無事イベントが終わり、充実感だけに浸りながら帰宅出来る事を信じたい。

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