即席ハヤシライスを美味く作るのは難しい。

【朝食】ご飯・納豆・ハム・玉子焼き・ミニトマト4個・アイスココア
【昼食】きのこスープパスタ・グレープフルーツ半分
【夕食】ハヤシライス・グレープフルーツ半分・ストロベリーヨーグルト

先週に引き続きハヤシライスに挑戦。今回はそこそこマシなものに仕上がったのだが、ソースの煮込みが足りないのか味があっさりし過ぎている。やはり‘ルウからの自作’は独り暮らしの野郎にとって敷居が高過ぎるのだろうか…。

皆さんはPCでDVDをどのように再生していますか?

ほんの数年前には考えられなかったことであるが、今やDVDを再生出来ないPC等皆無である。それ故PCでDVDを鑑賞するユーザも徐々に増えつつあるものと思うが、そこで気になるのは‘どのようにしてDVDビデオを再生しているのか’という問題である。
無論、優等生の回答は「光学式ドライブにディスクを突っ込んで再生しているよ」ということになるであろう。特に一般のユーザであれば、殆どがその方法であるに違いない。しかし、コアユーザともなると「DVDイメージをHDDに保存して再生」だの「P2Pで入手した再圧縮データを利用」だのといった答えが少なからず返ってくることと思う。

DVD Videoからソースを抜き取るのは犯罪行為とされている。というのも【ソースを抜き取る→違法複製】という構図が容易に想像出来るからであって、事実市販のDVD Videoからデータを抜き取って再配布し、ご法度となっているケースはしばしば見受けられる。しかし、DVD Videoからデータを抜き出すこと自体は必ずしも犯罪目的とは限らないのである。
その理由として容易に思い付くのが、手持ちのDVDライブラリの有効活用というものである。DVDをイチイチ差し替えるのは面倒だし、その際にディスクを破損する危険性もある。また、手持ちのタイトル数の増加に伴い、その管理が難しくなってくる。この現象はオーディオCDを例に取ってみれば明らかであり、iPodを始めとするシリコンオーディオプレーヤが爆発的に売れている背景には‘膨大なメディアの管理’という問題が潜んでいる。確かにDVDはCDと異なり、容量の問題からHDDに保存することは容易でない。しかし、数百GBレベルのHDDであれば数十枚の市販DVDをディスクイメージとして保存出来る。勿論、再圧縮を掛けることで100枚単位のディスクを保存することすら可能となる。これだけのDVDタイトルをHDDに保管出来れば、DVD Videoの見方そのものも変化してくることだろう。
そして、DVD VideoをHDD上で再生することは消費電力の節約という面でも大きな効果がある。光学式ドライブは消費電力が非常に大きく、ポータブルマシンでDVD Videoを再生した場合の稼働時間は通常の半分以下まで落ち込んでしまう。しかし、HDD上にディスクイメージを保存しておけば通常のデータ読み出し時と同様の電力消費で済み、バッテリーの節約に繋がる訳である。

…と、ここまで書けばもうお判りであろう。私もディスクイメージとしてDVDを管理している一人である。自宅でDVDを鑑賞する際も【ディスプレイ+HDDレコーダ】の構成では電力を大きく消費するし、屋外(大学等)でDVDを鑑賞したい場合に逐一メディアを持ち運ぶのは非常に危険である。また、iBookのバッテリー容量はさほど多くないので、DVDの連続再生は1時間半がいい所だ。特に最近は毎日ダンスレッスンを行っていることもあり、成実ちゃんのDVDについては3タイトル全てiBook内に保管されている。
しかし、これだけ見れば明らかに‘違法行為’である。私のケースは個人での鑑賞を目的としており、決してメディアの複製を目的としたものではない。だが、例えば私のiBookが何者かに奪われたとしたらどうであろうか? 無論マシンは再度購入すれば済む話であり、データもバックアップディスクから容易に復旧可能である。しかし、盗まれたマシンの中には確かにDVDイメージが存在する。私の手元にあるマスターと盗んだ人間の手元にあるDVDイメージ…明らかにメディアが複製されたのと同様の状況が発生している。つまり、この時点で見事犯罪成立。私もお縄になってしまうという訳だ。

しかし私のマシンに保管されているデータは、全て128bit暗号化されたディスクイメージなのだ。つまり、暗号を解除されない限りは第三者がディスクの中身を覗くことは出来ず、マスターを含めた全ての映像コンテンツに関する所有権が私一人に帰属することとなる。これこそがデジタルデータをより高次元で扱う人間としての哲学であり、責任であり、そして義務であるものと私は考えている。無論、暗号化されたディスクイメージを解凍する際には分単位の時間が消費されるし、DVDマスターからディスクイメージを書き出す際にも【データの抜き出し+暗号化】という2段階の手順を踏むこととなる。しかし、そういったデメリットを考慮した上で私は己の哲学を追求していきたいと思う。
外見上は犯罪者と同レベルの行為であっても、生みの苦しみを知る人間は‘やる事が違う’のである。

何でも自分を押し通せばいいというものではありません。

朝から『報道-2001-』を観ていたのだが、そこで繰り広げられる討論からは痛々しさすら感じられた。
いきなりだが、私は中学・高校の時代からディベートが大嫌いであった。全ての人間がそれぞれの個性や意見を持って然るべきであるのに、ディベートの場では相手の意見を遮り、自分の意見を押し通しただけ者が勝利する。どんな些細なことでも、私は人と争うのが大嫌いだ。何故なら、そこには勝利する為のロジックだけが存在し、人間性といった自然的な要素が失われてしまうからである。

さて、ここで話を戻そう。『報道-2001-』の目玉は、何と言っても竹村健一氏である。私は竹村さんのようにキレのいいコメントをスパスパ切り出す人間が大好きなので、実家に住んでいた頃からこの番組はよく観ていた。
しかし、一方のメインキャスター共はどうか? 島田アナは司会進行役としてしか機能していない時点で眼中に無いが、黒岩アナに至っては議論を自分の側へ持っていくことにしか頭が無いようで、話を聴いていて気分が悪い。今日の番組中においても首相を批判することしか頭に無かったようであるが、むしろゲストや被害者家族からもっと積極的に話を引き出す謙虚さが必要だったのではあるまいか? 黒岩氏の論調はまさにディベート方式であり、相手の本音を聞き出す上では単なる障害としかならない。折角貴重なゲストを多数呼んでいたというのに、何とも勿体無い話である。

そして、番組進行そのものにも疑問が残る。議論が盛り上がってきた時に限ってCMに遮られてしまい、どうにも話が続かない。CMがあって初めてTV放送が実現するという事実は重々承知の上であるが、今回のような国家の将来を左右する重大なトピックを取り上げている以上、CMを流すタイミングにももう少し気を使うべきである。…尤もこの問題に関しては、TV放送におけるCMのスタイルを根本的に変更しない限り解決しない気もするが。

何しろ、今日の放送中繰り広げられていた議論からは‘責任’や‘不信感’といった短期的・感情的な薄っぺらい側面しか汲み取れず、日本外交の将来像は何も見えてこなかった。やっている本人達は面白可笑しく議論しているつもりなのかも知れないが、観ている側にそれが伝わらなければ意味が無い。
とかく、昨今の報道番組(※報道○テーションやら)はキャスターばかりが独り歩きしていてつまらないのである。TV朝日の誤報にも見られるように、その場限りのネタの面白さばかりが先行してしまってはおるまいか? もっと視聴者に対して強く訴えかけてくるものが感じられるような報道番組を、私は心から期待したい。