誰にでも好かれる自分を創造する方法。

午前中はテニス。昨晩負傷した右手親指の影響でラケットがしっかりと握れず、バックはおろかフォアですらマトモに打ち返せない状態。幸いにも研究室内トーナメントの種目が(参加メンバーの大半がテニス初心者であった為)卓球に変更され、右手再起不能という最悪の事態だけは免れた。
んで、午後は他の研究室と対抗でサッカーの試合。連中が生粋のサッカー軍団だった為バカスカシュートを決められ、結果は惨敗。続く卓球トーナメントは所詮の相手が悪過ぎたこともあって、1回戦敗退という結果に終わってしまった。その後はひたすらカメコに徹し、トーナメント終了後は死ぬ程躍り込み。

夜は恒例の蚤(※私にとっては単なるおやつパーティー)。昨年度の直轄上司だったnarutake氏も今晩から飛び入り参加し、有難いお話を聞いた後個人的にCADの現状について語り合ってみたり。今日はどちらかというと‘食いメイン’で、あとの時間はnarutake氏や長野上司と下らん話やら下る話やらに花を咲かせて終わってしまった。今日も特に夜更かしはせず、24時過ぎには床に就いた。
しかし、最大の問題だったのは昨日今日と夜通し騒ぎ通し騒いでいた隣室の連中である。話によれば同学法学部の連中だったらしいのだが、夜中の4時位まで騒ぎまくるわ、洗面台に勝手に栓して水張って大量の缶チューハイを冷やしてやがるわ、挙げ句の果てにはトイレタンクの蓋を粉々に粉砕しやがるわ。こんな連中が学友だという事実も認めたくないが、何よりこんな連中が将来法を司る人間となることを考えると吐き気がする。
兎角‘酔った勢い’とは何とも都合のいい言い訳である。白面(シラフ)であろうが酔っていようが、社会的モラルや責任感の伴わない行動を平気で取れる連中は最低。もしこの世に『独裁スイッチ』でもあろうものなら、速攻でコイツ等にぶちかましてやりたい所である。

…閑話休題。
今回の合宿においても様々な事件が起こったのだが、一方で非常に大切なことにも気付かされた。それは『誰にでも好かれる為にはどうすればよいか』という、理性の下に生きる我々にとって永遠の課題である。
蚤の席では大抵、その場に居ない連中(※睡眠中然り、トイレ離席然り)に対する愚痴がワンサカぶつけられることになる。無論彼等の多くは直接本人に対して言い出す事が出来ない憶病者であり、いざ自分自身を振り返ってみればアラこちらも穴だらけだヮという極めて低俗な人間共である(※私はどちらかと言えば面と向かって言葉の暴力を振るう方が好きである)。しかし、中にはそういった席において褒められこそすれど、殆ど批判的評価を受けない人々が存在する事も事実である。というのも、このような人々は多少の欠点こそあれ、それを補って余りある人間的魅力に恵まれている。従って、井戸端会議のような場面においてもその魅力のみが前面に押し出される。

無論‘誰にでも好かれる人間になりたい’等と考える事は単なる詭弁に過ぎない。人生色々人付き合い色々、その中で好き嫌いが発生する事は当たり前であり、その事実に気付けず‘誰にでも好かれたい’等と考える輩は単なる愚か者である。そして、私自身も単独行動を取る事が大好きな性分であり、人との余計な係わり合いは持ちたくない。
しかし、自己の人間的レベルを高めていく努力だけは常に忘れたくないものである。そして研究活動にせよ日常生活にせよ、私と同一カテゴリに分類された人間に対してとことん同レベル以上の能力を期待することは知的活動家として最低限の義務であると考えている。