ParaViewの画面表示をベクター形式で出力する方法。
仕事の関係で、数値計算した結果をEPS出力せねばならない場面にしばしば出くわす。
これまでは市販の某ポスト処理ツールを使用していたのだが、最近のバージョンアップでEPS出力機能が廃止されたので、渋々ParaViewを使ってみることにした。
しかし、ParaViewを使えばすんなりベクターフォーマットで出力出来るようになる訳ではない。
以下はその顛末記。
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Comments (0)仕事の関係で、数値計算した結果をEPS出力せねばならない場面にしばしば出くわす。
これまでは市販の某ポスト処理ツールを使用していたのだが、最近のバージョンアップでEPS出力機能が廃止されたので、渋々ParaViewを使ってみることにした。
しかし、ParaViewを使えばすんなりベクターフォーマットで出力出来るようになる訳ではない。
以下はその顛末記。
OpenGLの表示をPostScript出力するライブラリとして、GL2PSなるものが提供されている。
ParaViewからベクターフォーマットする為には、GL2PS経由で画像を出力すればよい。
…のだが、一般に流通しているParaViewのバイナリにはGL2PSが同梱されていないorz
そんな訳で、GL2PS入りParaViewを入手する為には自前でビルドする必要がある。
詳しい方法は以下のサイトに紹介されていたので、こちらを参考にMac上でビルドしてみる事にした。
postprocess:paraview | Applied Mechanics Lab. WIKI
ParaViewの最新版ソース(.tar.gz形式、所謂tarball)はこの辺から拾ってきた。
適当な名前の空フォルダ上で解凍する。Safariで拾ってきて、Archive Utilityで解凍すればOK。ビルド時に同じ階層にごっそり中間ファイルが生成されるので、専用の空フォルダ上で作業した方がいい。
手元のMacBook Air(Intel Core i7 1.8GHz / 4GB RAM / Mac OS X 10.7.2)にはMacPortsがインストール済みなので、ビルド作業に必要なツールはMacPorts上で準備していく。
とは言うものの、今回新規にport installしたのはcmakeとqt4-macのみ。qt4-macを入れておかないと、cmakeした際にQT4_WRAP_CPPでエラーが出る。
ここからは(MacPortsもそうだけど)ターミナル上でゴリゴリ作業。
解凍されたParaViewデータの置いてあるフォルダ上でcmakeコマンドを実行すると、ずらずら関連ファイルを探し始める。cmakeが完了した時点でccmakeコマンドを実行すると、今度はビルドオプションを設定する画面が表示される。
上記サイトの記述に従って、PARAVIEW_ENABLE_PYTHONとVTK_USE_GL2PSをONにしてから、cキーを叩いてConfigureを実行する。
その後gキーを叩くとMakefileが生成される…のだが、当方の環境では何故かConfigure実行後gオプションが表示されなかった。一旦qキーを叩いてccmakeを終了して、再度ccmakeを起動してからConfigureを再実行したらようやくgオプションが表示された。原因は解らん。
その後makeしてからmake install。
デフォルトのインストール先は/usr/localなのだが、生成されたデータはUnix実行ファイルではなくIntelバイナリのパッケージだったので、そのままApplicationsフォルダに移動してしまった。
んで、実際にベクター形式のファイルを幾つか出力してみた。
PostScript出力する場合はPythonターミナル上でexporter.SetFileFormatToPS()を実行するのだが、最後の‘PS’の部分をEPSだのSVGだのPDFだのに変更すればそれぞれの形式で出力される。
…のだが、Lion標準のPostScriptエンジン及びAdobe Illustrator CS5では.ps及び.eps形式のファイルを解釈出来なかった。Ghostscriptなら行けるのかも知れないが、手元の環境にはGhostscriptをインストールしていないので確認出来ない。
また、PDFで出力した場合もオブジェクト本体がベクターフォーマットではなくビットマップで出力されてしまい、意図していた結果が得られなかった。
そんなこんなで、出力したデータを更にいじくり回すのであればSVGで出力しておくのが良さそう。
取り敢えず目的は果たせたので一安心。
しっかし、最新のMacBook Airでもmakeに2時間近く掛かるってのはどうにかならんものなのか…。
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Comments (0)m-241もマトモに使いこなせるようになってきたので、折角だからログの吸い出しに使用しているアプリケーションについて評価しておこうかと思う。
Macで使えるアプリって時点でかなり限定されてしまうような印象を受ける所だが、最近ではLinux向けのアプリも出回っている位で、選択肢が無い訳でもない。
代表的なツールを幾つか紹介しておこう。
(※以上、実際に使用してみた順に列挙。)
当初はGPSPhotoLinkerからBluetooth接続で吸い出しを行っていたのだが、これがどうも巧くいかない。
ちょっとした事でエラーが出たり処理が終わらなくなってしまったりした為、GPSBabelをターミナル上で実行してみる事に。
しかしこちらはコマンド入力が面倒臭いという根本的課題にぶち当たり、敢え無く使用を断念。GUIフロントエンドも用意されてはいるものの、敢えてそちらを使う気にもなれなかった(但し、吸い出し後のデータを間引く上ではGUI版GPSBabelがすげー便利)。
HoudahGPSはインタフェースが分かりやすい上、ファイル名を処理日時で自動的に振ってくれるのが嬉しい。
m-241との接続も何となく安定しているような気がする。
ぶっちゃけ中身はGPSBabelそのものなんだけど、何となくHoudahGPSの方が安心感がある。
最後にBT747だが、コレは完全に玄人向けアプリ。
Javaのランタイム突っ込まなきゃならない上、インタフェースもJavaの匂いがプンプンするので、好き嫌いははっきり分かれると思う。
ただ、機能が豊富でm-241の裏設定をいじれたりする辺りは他のアプリに対して優位な点であると言えよう。
…とまぁ、色々試してみたんだが如何せんBluetoothが安定しないんだコレが。
通信速度がかな〜り遅いようで、数万ポイント分のデータを落とすのに酷い時は数十分掛かる。
その間通信出来てるんだか出来てないんだかよく分からない状況が続き、揚げ句の果てにeneloopの残量が尽きてしまったりする。
流石に、これは精神衛生上良くない。
んで、結局行き着いたのはUSBドライバをインストールする方法。
SILICON LABSのサイトでダウンロード出来る。
コレをインストールした状態で有線接続してみた所、驚く程吸い出し作業が楽になった。
千奈美に、現時点で常用しているのは結局HoudahGPSだったりする。
BT747と使い比べてみたんだけど、ログデータが多かったりロギング中の電源断が何度か発生していたりするとBT747はエラーを吐きやすくなるようで、HoudahGPSは今の所そういった症状に見舞われていない。
BT747だとログデータを日付やトラック別に分割出来たりするみたいなんだけど、どーせGPX形式で吸い出しておく分にはテキストエディタ使って好きにいじくり回せるし、吸い出しに伴うストレスが圧倒的に少ないというメリットは何物にも代え難いので、現状では有線+HoudahGPSの組み合わせが最強なんじゃないかと(勝手に)思っている。
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Comments (0)Adobe CS5出荷後のアップデートでCamera RAWから直接レンズ補正が呼び出せるようになったってんで、最も気になっていたDxO Opticsとの機能比較を行ってみた。
Canon EOS 5D + EF17-40mm F4L USMで撮影した写真をDxO Opticsで現像したもの。
全く同じデータをPhotoshop CS5付属のCamera RAWで現像したもの。
両者を見比べてみると、画面中央部の歪曲収差の補正量が違っていたりして興味深い。
今回のテストで感じたのは、DxO Opticsが相変わらず自然な仕上がりとなるのに対して、Camera RAWはどうも機械的な仕上がりになってしまう点。
現像パラメータはいずれも限りなくデフォルトに近い状態としてあるが、DxO Opticsの方が色調・コントラスト・ノイズ処理のいずれも自然な仕上がりとなっていて、撮って出しの状態でも十分絵になっている。Photoshopしか持っていないフォトグラファーにとってCS5のアップグレード内容は願ったり叶ったりだろうが、DxO OpticsユーザがCS5の画質に満足出来るかと言われるとちょっとなぁ…と思ってしまった。
てな訳でDxO Opticsが愛佳わらずクオリティ重視である事は実感出来たのだが、それはさておき処理速度を何とかしてくれよ。
Camera RAWが一瞬でレンズ補正してしまうのに対し、DxO Opticsでの現像作業は1分31秒(@MacBook Late2006 2.0GHz Intel Core 2 Duo)も要してしまった。アプリも平然と32bitモードで動作しているようなので、せめて64bit対応位して欲しい。
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Comments (0)愛佳わらずPhotoshopもIllustratorもいじる暇が殆ど無いんだけど、次々とアップデータがリリースされているので度々インストール対応に追われている。
色々起動チェックとかしているうちに気付いたのだが、私の環境ではDreamweaverが起動しない。
起動しようとしてもメニューバーに‘Dreamweaver’の表示が出るだけで、スプラッシュウインドウすら出てこない。
別アカウントを作ってそっちで試してみたら起動するので、明らかにオイラの環境固有の問題である。
んで、環境設定ファイルを作り直してみたものの改善する様子もなく、色々調べ回っていたらこんな情報に行き当たった。
1. Repair permissions to Dreamweaver C5 user folder.
- If running, quit Dreamweaver CS5.
- In Finder, navigate to /Users/
/Library/Application Support/Adobe/. - Control + click on the Dreamweaver CS5 folder and select Get Info.
- Expand Sharing and Permissions.
- Click the Lock icon at the bottom right of the panel.
- When prompted, enter your user’s password.
- Click the Plus icon, select your user’s name.
- Select Read & Write privileges from your user’s privilege drop down.
- Click the Lock icon and close the Info dialog.
- Launch Dreamweaver again.
2. Disable File Vault
Note: File Vault provides file security features on Mac OS X.
- Choose Apple > System Preferences and click Security.
- Click Turn off FileVault.
- Type the user password and click Continue.
- Click Turn off FileVault.
File Vault起因の不具合キタorz
てか、10.3リリース時にこのテのトラブル随分見舞われてきたんだけどあれから何年経ったんだっつーの。
ぶっちゃけDreamweaverなんて使う予定も無いから、どーでもいいっちゃいいんだけど。
それはさておき、来週末のThomas Knollイベ当たっちゃいましたww
Photoshopには何かとお世話になってきたので、結構楽しみ。
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Comments (0)4/12にAdobe Creative Suiteの最新版が発表になるってのは1ヵ月位前から知り得ていたのだが、いざ発表されてから一番の問題となるのはアップグレード料金。
我が家の環境も愛佳わらずCS3なので、今回はアップグレードする気満々なのだが。
まずはAdobeのサイトで情報収集。
しかし、これまたうんざりする程Flash使ってて重過ぎ。
そんなにFlashプッシュしたいんだったら、もうちょっとマトモなMac版プラグイン出してくれればいいのに。
(※Mac版Flashが激重という件については、Web上でも散々語り尽くされた話だ。)
これまで使用してきたのがAdobe CS3 Design Premiumなので、CS5 Design Premiumへアップグレードするのが常套だろう。
Adobe Creative Suite 5 Design Premium(アップグレードB、Mac、日本語、パッケージ版)
134,400円
た…たけぇ………orz
CS1からCS3のアップグレードも経験済とは言え、この不景気にポンと10ウン万も出すのは流石に抵抗がある。
そこで、何とか安く挙げる方法を模索してみる事にした。
ぶっちゃけた話、Photoshopが上位版(Extended)である必要性なんてこれっぽっちもない。Flashも要らない。だが、DreamweaverとFireworksはちょっと興味がある。
Standard版はPhotoshopが通常版となってしまうのに加え、Flash・Dreamweaver・Fireworksが同梱されない。果たしてPremium版との価格差は如何程か?
Adobe Creative Suite 5 Design Standard(アップグレードB、Mac、日本語、パッケージ版)
108,990円
…大して安くねぇじゃんorz
てか、10万切る位の価格を期待してたんだけど。
実際の所、Creative Suiteリリース後にAcrobatだけアップグレードしてしまうような事例は過去にも幾度となくあった。
つまり、必要なパッケージだけを必要なタイミングでアップグレード出来る環境にしておく事はそれなりにメリットがある。
Adobe Photoshop CS5 Extended(アップグレード、Mac、日本語、パッケージ版)
48,300円Adobe Acrobat 9 Pro(アップグレード、Mac、日本語、パッケージ版)
21,735円Adobe Illustrator CS5(アップグレード、Mac、日本語、パッケージ版)
26,250円Adobe InDesign CS5(アップグレード、Mac、日本語、パッケージ版)
26,250円合計: 122,535円
安くないっ!!
安くないぞぉっ!!!
そもそも、Mac版のAcrobat 9にStandard版がラインナップされていない辺りが地味に痛い。
仮にPhotoshopを非Extended版にしたとしても2万位しか安くならないし、バラ買いするメリットが殆ど無い。
既にCS5への優待アップグレード権が付属するCS4がリリースされているので、これを購入するというのはどうだろう?
CS5に不具合があった場合に、暫くCS4の安定バージョンで粘れるというメリットもあるし。
Adobe Creative Suite 4 Design Premium(対象製品のCreative Suite 3からのアップグレード、Mac、日本語、パッケージ版)
118,650円
うーんこの16,000円の差をどう読めばいいんだろう??
CS5には早期予約特典で諸々のオマケが付く事を考えると、敢えてこっちを買うメリットが薄れてくる。
てな訳で、大人しくCS5 Design Premiumにアップグレードする事に致しましたとさ。
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Comments (0)本日、職場にて。
何かと世話になっている先輩社員から「Blu-rayドライブ持ってないか?」と問いかけられた。
「そんなモノある訳無いッスよ!」
即答してみたものの、一体何に使いたいと言うのだろう??
改めて何がしたいのか問い質してみると、評価用データとして印刷した紙媒体をスキャナで取り込んだTIFFデータが1.5TB近くあるらしく、これをバックアップ用に書き出したいのだという。
そもそもBlu-rayだって2層メディアでも50GBしか無いし、メディア単価も高いし、これだけ大容量のデータをバックアップするのには向いていない。
「圧縮フォーマット使っちゃダメなんですか?」
「評価用のソフトをTIFF用で組んじゃったから、他の形式にはしたくないんだよね。」
「一旦PNGで圧縮しておいて、使う時だけTIFFに戻したらいいんじゃないですか?」
「…ピングって何??」
大抵、画像フォーマットに詳しくない人と話しているとこういった展開に陥る事が多い。
DTPやり始めて十ウン年の自分にとっては常識なのだが、普段WindowsでBMPとかJPEG位しか見慣れていない方々は、ナントカの一つ覚え的に‘圧縮フォーマットはJPEG・BMPは重たいが高画質’程度の知識しか持ち合わせていないようだ。嗚呼、何と残念な事よ。
…と言う訳で。
上記のような事情を鑑みて、現在よく使われる画像のフォーマットについて簡単にまとめてみようかと思う。
Webでざっと調べてみた所、Windows 7のペイントから書き出し可能な主要フォーマットはBMP・JPEG・GIF・PNG辺りが該当するらしい。
ここでは、これらのフォーマットを中心にその特徴を確認していきたいと思う。但し、時間とスペースの都合上全ての情報が網羅出来る訳では無い。あくまで概論として留めておいて頂きたい。
非圧縮形式として有名なのがBMPやTIFFである。これらの形式はドット毎の色情報が限りなくベタに近い状態で記述されているので、前述のように研究用のプログラムから画像情報を読み取ったりする場合には好適である。(※実際の所は、圧縮形式のTIFFというものも存在する。)
しかしながら、非圧縮形式の難点はファイルサイズが大きくなってしまう事である。圧縮形式のフォーマットを利用すればファイルサイズは小さく出来るが、圧縮形式と一口に言っても‘不可逆圧縮’と‘可逆圧縮’の2通りある。JPEGが不可逆圧縮である(上書き保存すればする程画質が劣化していく)事はある程度知れ渡っているようだが、Web及びデジカメの普及に伴ってJPEGばかりがクローズアップされた結果、可逆圧縮フォーマットが影を潜めてしまった感は否めない。
可逆圧縮形式とは、文字通り‘逆(=元の状態)に戻す事が可能’なデータ形式である。一体どういう事かというと、例えば赤いドットが100個並んでいるデータを‘赤赤赤赤………赤’等とズボラに記録するのでは無く、素直に‘赤x100’と記録するようなイメージ(実際にはもっと複雑な処理が施されているのだが)。データ自体は圧縮されているが色情報は失われていないので、圧縮後のデータから元のデータを完全に再現する事が可能なのである。
千奈美に、非圧縮形式と可逆圧縮形式はどちらが有利なのだろう? 既に述べた通り、特殊なソフトでドットデータをひとつひとつ拾っていくような処理に関しては非圧縮形式の方が有利な場合が多い。可逆圧縮方式の場合、画像データとして表示する際に圧縮されたデータを元通りに引き伸ばす(伸長する)処理が必要となるので、余分な演算処理が必要となる。
しかし、可逆圧縮形式はファイルサイズが軽くなる事が何よりのメリットであり、ファイルサイズが軽くなる分ディスクアクセスが減るので、非可逆圧縮形式より取り回しが良くなるケースも少なくない。余程特殊な理由が無い限り、可逆圧縮形式を利用するのがベターであろう。
可逆圧縮形式の代表例としてGIFやPNGが挙げられるが、GIFはLZWという圧縮アルゴリズムを用いていて、かつてこのLZWを巡って‘全てのGIFフォーマットユーザに特許料が課せられる’という情報がWeb上を駆け巡った事がある。当時Web向けの画像フォーマットはJPEGとGIFの二強状態であったが、この事件を境に私も極力PNGを使うようになった。
それでは、不可逆圧縮形式を使うメリットとは何なのだろうか?
ズバリ言うと、不可逆圧縮形式は画像データをメチャクチャ軽く出来る‘場合が多い’。例えば、写真やグラデーションの多い画像をJPEG及びPNGで書き出した場合、ほぼ例外無くJPEGの方が軽くなる。但し、JPEGは画像全体を幾つかのブロックに区切ってブロック内の色情報を‘それっぽく’表現する圧縮方式を採っているので、どうしても元画像には含まれないノイズ成分が乗ってしまう。
一方、線画やテキストの割合が多いデータ、或いはベタ塗りの多いイラストレーションとなると話は別である。前述の通り、可逆圧縮方式は単調な情報の圧縮にめっぽう強い上、元画像に対する欠落も生じない。JPEGは圧縮時にノイズが乗ってしまう為、元々単調であるべき画像情報が却って荒らされてしまうので、結果的にはファイルサイズが余り小さくならない事が多い。何でもかんでもJPEGにすればファイルサイズが小さくなると思い込んでいる連中は実に多いが、不可逆圧縮方式であるという点も考慮すると、JPEGの乱用はむしろ避けられるべきである。
GIFの特徴は、画像内の色情報を最大256色に限定してしまう点である。この方式のメリットとして、例えば‘モスグリーンx10、プルシアンブルーx20’といったような画像情報が存在する場合、モスグリーンにa、プルシアンブルーにbという符号を割り当てる事で‘ax10、bx20’といったように情報量をより少なく抑える事が可能になる(俗にインデックスカラーと呼ばれる方式)。また、GIFは‘無色透明’という色情報を持つ事も出来る。Web黎明期には、背景色を透かして見せる為に‘透過GIF’が多用された。
さて、実を言うとPNG方式はPNG8とPNG24の2種類が存在する。PNG8はGIFとよく似ていて、色情報は256色(8bits)しか保持出来ない。また、1bit分の透過情報を保持出来る。一方、PNG24は1670万色(24bits)の色情報を表現可能である為、表現能力の面ではBMPやTIFFと全く同等である(むしろファイルサイズは小さく出来る)。更に、256階調(8bits)の透明情報を持たせる事も可能である。その分ファイルサイズは大きくなってしまうが、JPEGにはしたくない、或いはJPEGだと粗さが目立つといったような場合には是非利用してみたいフォーマットである。
尚、GIFとPNG8では経験的にGIFの方が軽く仕上がる事が多いように感じる。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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Comments (0)何だかんだあって、職場のマシンにはAdobe CS2 Premiumがインストールされている。
特にPhotoshopとIllustratorは解析データのポスト処理やら実験用に撮影した写真の処理やら大活躍しているのだが、マシンが非力なので自宅マシンと同じ気分でへビーな処理を行ったりすると相当鈍速化してしまう。
それはさておき、会社でIllustratorを使う場合はスクリプトが必須。
Excelのグラフを処理したり、ちょっとした図面を起こしたり。MS Officeのクソ描画機能はお話にならないので、WordやPowerPointに貼り付ける図面も原則Illustratorで起こしてから拡張メタファイルで貼り付けるようにしている。これが一番速くて軽い。
しかし、そんな絶大な信頼を置いているIllustratorにも色々と気に入らない部分がある。大抵は自前でスクリプト組んで何とかしてしまうのだが、最近ちょっと問題になったのが‘角を丸くする…’フィルタ。
文字通りパスで描画した図形の角を丸めてくれる機能なのだが、これがまた思ったように丸まってくれない。
こちらの図は、グレーで表示されたコーナー形状に‘角を丸くする…’効果を半径40pxで適用したもの。半径40pxの内接円を破線で示してあるが、丸め量が全然合っていない。
何故なら、ここで入力させられる半径値は丸め半径ではなく、丸め後に追加される2つのアンカーポイントと‘元の頂点との’距離だったのである。‘フィルタ’ないし‘効果’のいずれから処理を行っても、全く同じ結果になってしまう。
私のようにCADに親しんでいる人間にとって、この挙動はどうにも頂けない。角が直角の場合はきちんと正円に沿って丸めてくれるようなのだが、鋭角だろうが鈍角だろうが狙った半径の正円で丸めてくれないと困る。
実際、数日前会社の先輩社員から「パワポじゃ描けないから何とかしてくれ」とお絵書きを依頼された際、閉じた折れ線形状のコーナーを一気に丸めようとしたらコーナーの角度によって丸め半径がまちまちになってしまい、修正に苦労した。
こんな時、いつもお世話になっているのがs.h氏のページ。
ダイレクト選択ツールで狙った頂点だけを丸められるスクリプト「角を丸くする+.js」スクリプトを公開されている事は以前から知っていたのだが、試しにこれを使ってみたらIllustratorフィルタと全く同じ挙動だったorz
てか、みんな正円で角を丸めたいとか思わないのか??
独りで憤慨していても誰も助けてくれないので、取り敢えず「角を丸くする+.js」フィルタを改造してみる事に。
ざっとソースコードを読んでみた結果、元図形のアンカーポイントを順番に辿って行って、選択されているアンカーポイントを見付けたらそこだけアンカーポイントを追加して角丸処理を施している模様。この角丸処理の所をちょっと工夫してやれば何とかなりそう。
んで、先程と同様に‘改造版’角丸スクリプトを適用したのがこちらの図。結構直すのに手間掛かっただけあって、ちゃんと丸まってくれた。
もっと分かりやすい例がこちら。グレーで表示した星形オブジェクトにIllustrator標準の‘角を丸くする…’効果を半径40pxで適用したものだが、凸部と凹部の先鋭度が全く異なる。
芸術的観点ではこれでいいのかも知れないが、作図ツールとして使うには難があると言わざるを得ない。
こちらは‘改造版’角丸スクリプトで半径2pxの丸め処理を行ったもの。
凹部と比べて凸部が大きく縮んでしまっているものの、凹凸双方の丸め半径は揃っている。
完成したスクリプトはs.h氏の基本設計をそのまま引き継いでいるので、選択アンカーだけを丸める事も出来るし、コーナーを構成するパスが曲線であっても大丈夫(※但し、曲線で構成されるコーナーの場合はアルゴリズム安定化の制約上、正円では丸められない)。
一方、実装が不十分である為オープンパスに適用するとコケる。この問題に関しては、一旦クローズドパスに変換して角丸処理を施した後に再度パスを開いてやればいいだけなので、今回はそこまで拘っていない。
んで、ここまでつらつら書いてきて何ですが。
完成したスクリプトは不正改造品なので公開しない事にしておきますww
つーか、これ位の処理はIllustratorの標準機能で何とかして欲しいんだがなぁ…。
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Comments (0)早速表題の件ですが。
Photoshop CS3から‘Web およびデバイス用に保存…’でPNG保存すると、書き出された画像にはICCプロファイルが埋め込まれない。
こればっかりはPNGの仕様上どうしようもないのかな〜と思いきや、色々ググってみたらこんな情報を発見した。
早い話が‘別名で保存…’からPNG保存するか、もしくはLeopard以降のPreview.appでPNG保存すればICCプロファイルが埋め込まれるらしい。(※無論、基画像にICCプロファイルが指定されていればの話。)
てな訳で、ウチの環境でも早速試してみる事にした。
コレが基画像。
…てか、正しくは基画像をPhotoshop経由でJPEG形式で書き出したもの。画質60・プログレッシブ・sRGBプロファイル適用で、サイズは約12kB。以前仕事用にIllustrator上で色相環っぽいものを描画する為のスクリプトを組んだのだが、今回はそのデータを流用した。
ちょっと余談になるが、そもそも私はJPEGフォーマットが好きじゃない。
デジカメ写真に関してはJPEGじゃないと圧縮率稼げないから仕方無いと思うのだが、仕事で解析データのコンタ画像を平然とJPEG圧縮して逆にファイルサイズデカくしちゃってるような連中を見掛けるとちったぁ勉強してきやがれと本気で思う。あと、Illustratorさえ使えばベクトルで扱えるような画像をWordに貼り付ける為だけにビットマップ変換しちゃうヤツ。
本題に戻ろう。まずはいつも通り‘Web およびデバイス用に保存…’でPNG保存したもの。インターレース指定。ICCプロファイルは埋め込まれていない。約29kB。
ICCプロファイルに対応しているブラウザで御覧頂くと、先程のJPEG画像と比べてやや色抜けしているように見えるのではないかと思う。
※但し、今作業しているMacBook(Late 2006)上だとICCプロファイルが埋め込まれていない方がむしろ階調が滑らかに見えてしまう。カラーマネージメントだ何だ大騒ぎした所で、肝心の出力デバイスが相応の色域を持っていなければ何の意味も無いという好例。
続いて‘別名で保存…’からPNG保存したもの。こちらはICCプロファイルがきちんと埋め込まれているものの、ファイルサイズは約106kB。一節には余計なメタデータが大量に埋め込まれているらしく、書き出し後にメタデータを削除すると軽くなるらしい(が、面倒臭い)。
最後に、Snow LeopardのPreview.appからPNG保存したもの。ICCプロファイルが埋め込まれていて、約33kB。
Photoshopの‘Web およびデバイス用に保存…’で書き出した場合より若干ファイルサイズが大きくなっているものの、埋め込まれたICCプロファイル分だと思えば充分許容範囲と言えよう。千奈美にPhotoshopでICCプロファイルを解除してからPreview.app経由でPNG保存した場合は、Photoshopで‘Web およびデバイス用に保存…’した場合とほぼ同等のファイルサイズになった。
取り敢えず、ICCプロファイルをどうしても埋め込みたい場合はPreview.appで別名保存、軽いPNGファイルをズボラに書き出したいのであればPhotoshopで‘Web およびデバイス用に保存…’すればいいようである。
てか、そもそもPhotoshopの‘Web およびデバイス用に保存…’ダイアログにICCプロファイルのON/OFFボタンさえ付いていれば何の問題も無い話なのに、どうしてこういう基本的な所の実装が甘いんだろう?? CS5での対応を心から期待したい。
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Comments (0)暫く画質比較に堪えるような写真を撮影していなかったのだが、ここ最近になってようやく人様にお見せ出来るような写真が撮影出来たのでアップしてみる。
CHDK@PowerShot G7でRAW(DNG)&JPEG撮影(ISO200、7.4mm、f/2.8)。
Camera RAW v4.6.0.30にて露光量+0.5、コントラスト+63、明瞭度+8、自然な彩度+34で現像。
Photoshop‘レンズ補正’フィルタにてゆがみ補正+5。
Nik Dfine2にて暗部のみノイズ除去。
まずはJPEGデータの場合。
露出アンダーで撮影したにも関わらず、展望台周辺の明るい部分が飽和している。
続いてはRAWデータ(正確にはDNGだが)の現像結果。
撮りっ放しの状態では若干カラーノイズが目立ったが、細部までよく解像出来ている。
JPEGデータのピクセル等倍表示。
展望台下面のパネルの溝が解像出来ていない。また、構造物の解像感もかなり甘い。
RAWデータのピクセル等倍表示。
こちらはパネルの溝もそこそこ解像出来ている上、画面全体の解像感も良好である。
今回例示した画像に限らず、JPEGだとエッジのジャギーが目立ったり、階調が損なわれていたりする場合がかなり多い。
私のようにJPEGだろうが何だろうが現像ソフトでいじくり倒してしまうような人間にとって、CHDKのRAW撮影機能は最早必要不可欠といえる。
但しRAW&JPEGの場合は1回の撮影毎に数秒程度待たされるので、連写ないし速写性能という観点では大きなデメリットとなる。
もうちょっと処理が速くなれば嬉しいのだが。
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Comments (0)CHDKも随分使い慣れてきたのだが、残念ながらDxO Optics Pro v5.3.7 (7444) ではCHDK経由で吐き出されたPowerShot G7のDNG画像がマトモに処理出来ない。
我が家の環境ではCamera RAWでの現像を余儀なくされている状態なのだが、色補正はさておきディストーション等の諸収差はDxOみたいにフルオートで除去出来る訳では無い。
てな訳で、ディストーションだけPhotoshopのレンズ補正フィルタで取り除いてやる事にした。
とは言うものの、撮影時のズーム量によっても補正値は異なるだろうし、そもそも何を基準に補正してやれば良いのだろうか?
そこで、Illustratorでさっくり20mm間隔の格子(線幅1mm)を作成して、これを撮影したデータを基に必要な補正量を求める事とした。
千奈美に、作成した格子マップってのがこちら(PDF形式、約2kB※軽量化して再アップしました)。あくまで個人利用目的で作成した為、全然凝ってない点は御容赦願いたい。
流石にA4ペライチだと広角側が厳しいので、実際にはこのマップをA4サイズで2枚出力してくっつけたものを利用した。
んで、撮影の様子はこんなカンジ。
手持ちの三脚が貧弱&足場が悪かったので、特に望遠側では何度も撮り直す羽目になった。きちんと足場の安定している所で、出来れば市販のレリーズを使用して撮った方が望ましい。レリーズはなかなか手に入れ難いと思うので、10秒タイマーを併用するというのが一番手っ取り早いと思う。
また、水準器もあった方が便利。今回は随分前に遊びで購入したハクバ辺りの安物水準器を使用したのだが、実際は微妙な水平の加減が全然分からず、微調整は背面液晶のグリッド基準で行った。
まずは最も広角寄りの7.4mmで撮影。
流石に樽型収差がキツく、基データを拡大してみると周辺部の倍率色収差もかなり目立つ。
但し今回は、拡大しないと見えないような色収差は一旦無視。樽型収差だけに注目して補正処理を行う。
こちらがレンズ補正フィルタで‘ゆがみ補正: +5’を施した後のデータ。基が基だけに、かなりの補正効果が得られている。
一方、多少強めに(パラメトリックな)ゆがみ補正を行っている為、外周部分では線が若干うねってしまう結果となった。
続いて、若干ズームを利かせて9.0mmで撮影。
人によって感覚に差はあるだろうが、矢張り気になるレベルと言うべきゆがみが発生している。
こちらは‘ゆがみ補正: +3’でそこそこ満足行く結果が得られた。
外周部のうねりも、さっきよりは少なく仕上がっている。
更にズームを利かせてみる。
最初の例と比べると明らかに樽型収差は小さくなっているが、矢張りピクセル等倍だと多少気になってしまう。
ここまで来ると、G7如きの解像力では全く分からないレベルに落ち着いてしまう。
実際にはズーム域一杯まで更に数ステップ分テスト撮影を行ってみたのだが、どれも補正不要なデータばかりだったので、ここでは割愛する。
てな訳で、焦点距離〜18mm程度で撮影を行った場合については、形状をきっちり出したい場合はレンズ補正を用いる事である程度対応可能だという事が分かった。
ついでに周辺光量落ちについても確認したいと思ったのだが、流石に自宅の蛍光灯下で周辺光量落ちを定量的に確認するのは少々難がある。特に光量落ちは残っていた方がそれらしいと感じられる方も少なくないと思うので、敢えて推奨値を掲げても余りメリットは無いと思うのだが。
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