参院選はここまで堕ちたか。

山本太郎が当選ですか。
原発だけを掲げ、メディアにそれ以外の質問を振られても「わからない」「どちらでもない」を繰り返してきたバカコメディアンが、こうも簡単に政界進出ですか。

「私には行動力があります」なんて訴えられても、政治家に最低限必要なのは「思考力」である。
彼の思考力が決定的に欠如している事は、選挙期間中の発言を見ても明らかだ。

東京都民の良識を疑いつつも、候補者のが余りに低過ぎた事が一番の問題だったのではないか。
正直、今回の東京選挙区で‘投票したい’と思った候補者は一人たりとも居なかった(※注: 私は現在非東京都民)。
こんな状況で更に投票率が下がり、反体制派の受け皿としてバカコメディアンが機能したというのであれば、これ程不幸な事はない。

参院は経験豊富な社会人によって構成される‘良識の府’‘再考の府’‘政局の府’と呼ばれてきたが、本来期待されてきた機能は最早果たしていない。
立候補者の顔触れを見ても、前回衆院選で落選した顔触れがあちこちに見受けられる。
衆院参院が真に異質なものであるならば、そもそも鞍替えなんて考えられない筈だ。
彼等にとっては「何が何でも政界へ」なのだろう。そんな意識で政治に臨んで欲しくない。

何故立候補者がこうも劣化してきたのだろう?
一番の原因は、一度立候補するのにとんでもない費用が掛かる事ではないかと。
供託金に事務所費、その他選挙活動費…諸外国じゃ供託金なんて一桁万円以下(米仏独伊はタダ※Wikipediaより引用)だってのに。

また、日本を支える多くの会社員にとって選挙活動を行う事が全く現実的でないというのも課題だろう。選挙活動の為の長期休暇が認められるとは到底思えない。出馬するのであれば退職は必至だろう。
芸能人や引退したアスリート(スポーツバカ)などを含む‘自営業者’がホイホイ出馬している事に対し、サラリーマンが出馬する上でのハードルが猛烈に高いという現状は如何ともし難い。
それなりに全うな(平凡な)人生を歩んできた人民が積極的に政治参加出来る制度を整えないと、本当にこの国は終わってしまう。

前回の都議選で北区から立候補した音喜多駿(中高&バイト先の後輩)は、政治家を志して退職し(外資系企業でそこそこ財産築いてきたんだろうという事を差し引いても立派な英断だと思う)、見事初出馬で当選を勝ち取った。
政治信条はさておき、彼のようなフレッシュな人財が政治家を志してくれることは大変心強い。

…あぁ、今度は共産党が当選確実とか。
てか、トップ当選しそうなのが丸川珠代(ルーピー)って時点でかなり終わってる。
俺達の未来は…。


今回投票権を行使しなかった人々へ。
投票は我々に与えられた‘権利’だという事を忘れないで欲しい。

私は日本を諦めたくない。

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