名戸ヶ谷病院がそんなに素晴らしい病院だとは到底思えない。
昨晩の話。
テレビ朝日『報道ステーション』にて、救急搬送を拒否しない病院として大々的に紹介されていた。
すぐさま実家の母親にメールで連絡したのだが、今朝になってその返事が届いた。
メールを受け取ってすぐTVを点けたんだと。
んで、結論から申し上げるとタイトルの通りなんだが、我が家の誰もが名戸ヶ谷病院を決して素晴らしい病院だとは思っていないという事実。
小ニの頃だったか、母親が交通事故に遭った。
オイラがスイミングスクールから送迎バスで帰宅する際、停留所まで迎えに来がてら寄り道していた母親。
交差点で信号待ちしていた所、自動車に撥ねられた自動二輪車が母親の所にすっ飛んできたらしい。
私と妹は訳も判らず従姉妹の家に押し込められ、その後暫くの間従姉妹一家と共に寝食を共にする事になった。
母は意識不明状態で、脛の傷口には骨が見えていたらしく、事故当日は父が付きっきりの状態だったらしい。
…んで、そん時に搬送されたのが名戸ヶ谷病院だったのね。
暫くして母親の意識は戻り、矢張り頭部と足が重症だったらしく暫くは松葉杖での生活を強いられ、家事も出来ないってんで家政婦さんを雇っていたりしたんだが、当時から母は「ヤブ医者」発言を繰り返していた。
実際、傷はそこそこ治ってきたんだが抜糸後の母の頭部に糸くずのようなものを発見したのはオイラだった。抜糸ミス。傷口を縫合した際の糸が残っていたらしい。詳しくは聞いていないが、他にもこの病院では色々あったらしい。
確かあの時は名戸ヶ谷病院に見切りを付けて慈恵医大病院辺りに転院したんじゃないかと記憶しているのだが、何しろ我が家においては【名戸ヶ谷病院=ヤブ医者】なのだ。
それが今回の報道ステーションにおける特集の内容を受け、黙っていられる筈が無かろう。
あれから20年。
昨日の報道を受け、自分なりに色々考え直してみたんだが、やっぱり華麗な報道内容の影に抜け落ちてしまった裏事情があるんじゃないかと。
急患を積極的に受け入れるからこそ維持される収益性。収益が上がれば常勤医師の数は増える。「若者は専門医を目指したがるが、一般医として修行する事も重要」との発言もあったが、ある特定の医療分野においては一般医が何人束になっても1人のプロフェッショナル(=専門医)には敵わないだろう。
患者の健康を守り抜いて、初めて医者は評価される。‘相手は急患、自分は一般医、だから診察に落ち度があっても致し方無い’そんな言い訳は通用しない。
いつでも受け入れて貰える安心感、これは事実として評価に値するだろう。
今はもう一歩踏み込んで、心身共に委ねられる医療システムの実現を願うばかりである。
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