dysonの羽が無い扇風機。

Exciteニュースに出ていたので、どんなもんか蓋を開けてみてちょっと感激した。

Exciteの紹介記事がコレ
dysonの商品ページはコレ

従来の扇風機だと、基本的に羽の近傍の空気を力ずくで押し出して風を起こしているに過ぎないので、風量は原則として羽の面積と回転数でほぼ決まる。
しかし、今回発表されたdysonの扇風機は、筒状に気流を発生する。では筒状領域の内部の空気はどうなるかと言うと、筒状気流によって生じる(空気の粘性に由来する)せん断力で次第に加速されて、やがては筒状気流と同等の風速を得る。つまり、気流を発生させる際に必要とする電気エネルギは筒状気流相当に過ぎないのに、実際には筒状気流より遥かに大容量の空気が搬送される。

…当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
どうして今まで、世のエンジニアは今までこういう発想に至らなかったのだろう??

世の反応を見るとやれ高いだとか面白くないだとか、否定的では無いにせよコイツちゃんと仕組み分かってないでコメントしてるだろ、的な代物も相変わらず目立つ。
羽が無いからケガしない等といった表面的な特徴だけじゃなくて、発想自体がずば抜けているのですよ。素晴らしいですよ、コレは。
少々お高いにしても、アイデアの奇抜さに伴うプレミア分を考えたら妥当な価格設定でしょ。

値段はさておき、私は欲しいと思った。
てか、往年のAppleにせよこういう前向きなモノづくりが出来るメーカって尊敬してしまう。こういう仕事したいよなぁ…。

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