『MacPower』誌は単なるMac雑誌では無いのである。

中学・高校時代には散々アニメ雑誌を買い漁っていた私であるが、ここ最近になって当時に匹敵する程購読雑誌数が増加しつつある。WOやCG WORLDを購読し始めたのがその原因であるが、唯一ここ数年購読し続けている雑誌は『MacPower』誌である。
MacPowerと言えばMacユーザにとってお馴染みの‘超硬派Macintosh雑誌’であるが、つい半年程前に誌面が大幅リニューアルされた。リニューアルされた当初は従来のとっつき易さが失われてしまっていたり、現行マシンのスペックページが無くなってしまったりと若干の違和感を感じていたが、現在はその誌面作りに大変満足している。

今の私にとって、毎月18日に発売されるMacPowerは大きな楽しみとなっている。どうしてそこまでMacPower誌に惚れ込んでいるのか、それは単に私がMacユーザだからというだけの話では無い。もしそれだけの理由であれば、別に他のMac雑誌を購入したっていい訳である。しかし、私にとってはMacPowerでないと話にならない。その理由は、単なるオタク的なMac情報誌に陥っていないこと、そして非常に多彩なコラムが連載されていることである。
MacPower誌のコラムからは、毎月様々なことについて考えさせられる。その内容は勿論コンピュータ関連の話題が中心となってしまうが、もっと社会的な視点から問いかけられているかのような話題も非常に豊富である。毎月愛読しているのは田淵氏のコラムなのだが、それと並んで今月特に印象的だったのは、川崎和男氏と弓田氏のコラムである。特に、川崎氏のものはMacとはおよそ関係の無い、しかしデザイナーという観点から日本人の常識を痛烈に批判したものである。
繰り返しになるが、MacPowerは読み飛ばせるようなページがひとつたりとも無い、Macを愛するクリエータにとって必携の書である。

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