朝からお仕事。今日も例によって細かいタスクの処理が中心だったのだが、ここ数日気になっていたことに‘ワークフローの煩雑さ’があった。
現在の業務内容はひたすらサーバにデータを転送してはブラウザで確認するという作業が中心になるのだが、使用しているブラウザがIE6ということもあり、お世辞にも作業効率がいいとは言えない状態である。また、IEを立ち上げた際には多数のウィンドウを同時に展開することとなり、ウィンドウそのものの管理すらままならなくなってしまうのだ。特にシステムの生成するヘッダファイルに適切なタイトルが埋め込まれていない為、サイドバーのボタンからウィンドウの内容を判断出来ないのが何とも煩わしい。これでは、本来扱われるべきデータだけに意識を集中することは困難である。
そこで、サーバのデータにアクセスする為のフレームを即興で組むことに。ソースコード自体は大したことないもので、ものの5分程度で作業が完了してしまった。類似するコンテンツを同一のウィンドウに展開することで画面がすっきりとまとまり、最小化した際のタイトルもHTMLのヘッダに打ち込んでおくことで判別しやすくなる。
早速これを使ってみたのだが、作業がすこぶる快適になった。他のスタッフにも紹介した所非常に評判が良く、今後は職場の全マシンで同様のフレームが利用されることとなった。時代の流れは徐々に‘成果主義’へと傾きつつあるが、肝心の成果を挙げる上で最も重要となるのは『発想力』なのである。そこに必要な技術が如何に単純なものであったにしても、それを思い付くか思い付かないかは個々の能力に依存する部分が極めて大きい。「そんな事俺にも出来るよ」等というのは言い訳に過ぎない。