『横浜でアっテネ? そんなのアリーな!? 2004SUMMER』に観る勢力分布図(其の弐)。

【川嶋あい】評価:★★★★
今となっては‘川嶋あい = I WiSH’ということ等周知の事実であるが、私はそれ以前に‘I WiSH = あいのり(※史上最低のクソ番組)’という印象の方が強く、川嶋あいについても余りいいイメージを持っていなかった。しかし長年路上ライブで慣らしてきただけあってか、彼女の醸し出す独特の世界観は観るものを圧倒するパワーを秘めており、かく言う私自身も川嶋あいワールドに心酔していた。
…しかし、観客の反応はどうも鈍い。今回は実に13組のアーティストが出演していた訳であるが、13,000人に及ぶ観客の殆どはお目当てのアーティストにしか興味が無かったらしく、ホールでのライブ経験に浅い彼女にとって決して恵まれた状況では無かっただろう。無論私のように誰が出てこようがそれなりに盛り上がれてしまうお幸せな野郎ばかり居るというのも困り者であるが、それにしても皆ノリが悪過ぎる。特大スクリーンに‘川嶋あい’と表示されても客席からは全く反応が無く、あいちゃんがステージに立ってからも無反応。また、司会者上田が「川嶋あいちゃんのトークが長くて時間押しまくり」等と余計なことを連呼し過ぎたのも、この状況に水を差しただけであったように思うが…とにかく、あいちゃん自身のパフォーマンスは非常に聴き応えのあるものだった。

【Jackson vibe】評価:★★★★
今回のような合同ライブは如何にお目当て以外のアーティストで楽しめるかが焦点となるが、殆どノーマークに近かった彼等も非常に印象的なパフォーマンスを魅せてくれた。嫌味の無いグローバー(Vo.)のMCも歯切れが良く、ライブ自体も彼等の実力がひしひしと感じられるものであった。殊生ライブともなると‘ライブ崩れ’してしまうアーティストが大半であるが、彼等にはそういった部分が殆ど見受けられなかったのである。
事前に研究室のボスからは「結構いいけど知名度が低いからねー…」というアドバイスを受けていたのだが、少しでもバンドに興味がある音楽ファンならば、彼等のライブを一度体験しておく価値は充分にあるだろう。

【鈴木亜美】評価:★★★
彼女についてはもう語るに及ばず。私の中ではTMNのカバー曲として知られる『Be Together』を唄って踊る当時の‘鈴木あみ’としてのインパクトが非常に強く、そんな彼女のパフォーマンスを間近で観られたことを心から嬉しく思う。これからの活躍にも期待。

【美少女クラブ21】評価:★★
つーか‘勢力分布’という観点からすれば★1つでも足りてしまうかも知れない。この状況には私自身驚きだったのだが、当初は「それぞれのファンが集まるんだから、モー娘。方式で21倍人気があるんだろう」なーんて思っていたのが超誤り。観客無反応。
それにしても、ここまで反応が薄いと本当に可哀想でなりませぬ。一応上戸彩の後輩に当たる訳なんだし、Vennyはソロでも活動してる訳だし、もうちょっと応援してあげてもいいんじゃないですかね? つーか私もDa Di Da☆の振り付けとか覚えていった方が良かったのでしょうか?

【I WiSH】評価:★★★★
川嶋あい二度目の登場。先に本人から「他のアーティストさんの名前が出た時は拍手が大きかったのに、私の名前の時は拍手が小さかった」という話があった所為なのかどうか、非常に馴染み深い楽曲が中心だったこともあり、今回は客席からもそれなりに反応があった。

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