新・Power Mac G5の真価に迫る!!

と言う訳で、書き出し完了したMPEG2ムービーをようやくDVDに書き出すのでありんす。使用アプリは言うまでも無くDVD Studio Pro 3。バージョンアップ後本格的に使うのは今日が初めて。

まず驚かされたのは、DSP3の動作が非常にスムーズである事。無論G4 867MHz DP環境と比較すれば動作は軽いに決まっているのだが、ウィンドウ操作もストレス無く行なえるし、MPEG2データの読み込みも以前とは比較にならない速度で行なえる。あとすっかり言い忘れていたが、今回使用する音声データはFCEからAIFFにて書き出し、その後Dolby AC3へ変換している。AIFFへの書き出しに数分、AC3へのエンコードに5分(※A.Packにて10倍速オーバーを確認)ということで、ここでもG5のパワーを見せつけられた。
それはさておき、まずはプロジェクトへの素材読み込み。配置したデータのチャプターマーカー&エンドジャンプ等をチェックし、一通り問題が無い事を確認した時点でVIDEO_TSの構築&ディスク書き込み。ここではVIDEO_TSの構築に60分、テスト用DVD-RWへの書き込みに40分、マスターとなるDVD-Rへの書き込みに14分…って、-RWと-Rでどうしてこうも書き込みに要する時間が異なるのだろうか? カタログスペックは-Rが8倍速、-RWが4倍速となっているのだが、-RWについてはおそらく書き込み後のファイナライズ&検証に時間が掛かってしまったのであろう。

また、最初に書き出した-RWはPioneer DVR-510HSにて問題なく再生されたものの、Mac OS XのDVD PlayerではDVD Videoディスクとして認識こそされたものの、映像が全く再生出来なかった。そこでDSPプロジェクトファイルに若干の細工を施して-Rへの書き込みを行なったのだが、こちらに関しては双方のプレイヤーで問題なく再生された。
その原因は、プロジェクトファイル中でのリンク設定にあった。-RWに書き込んだ際は最初に再生する項目を【トラックとシナリオ→トラック1】と指定してあったのだが、これではOS Xで再生する際にトラック上のムービーデータに辿り着けないらしい。-Rに書き込む際は【トラックとシナリオ→トラック1→チャプタ1】と指定し直したのだが、これによって万事解決。早い話が、何事も中途半端な状態ではダメって事だ。

しかし、DVD Videoを製作する度に直面するのが‘インターレース除去はすべきか否か’という問題である。確かにプログレッシブ再生が可能な環境ではインターレース除去を行なうべきなのだが、通常のインターレース環境では横に流れていく字幕が悲惨な状態になってしまう。まぁこれだけプログレッシブでの再生環境が充実してきている昨今、デインターレースしておくに越した事は無いかとも思うのだが。

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