Adobe CS5がやってきた(その3)。

Adobe CS5出荷後のアップデートでCamera RAWから直接レンズ補正が呼び出せるようになったってんで、最も気になっていたDxO Opticsとの機能比較を行ってみた。

Canon EOS 5D + EF17-40mm F4L USMで撮影した写真をDxO Opticsで現像したもの。

全く同じデータをPhotoshop CS5付属のCamera RAWで現像したもの。
両者を見比べてみると、画面中央部の歪曲収差の補正量が違っていたりして興味深い。

DxO Opticsで現像したデータの拡大表示。

こちらはCamera RAWで現像したデータの拡大表示。

今回のテストで感じたのは、DxO Opticsが相変わらず自然な仕上がりとなるのに対して、Camera RAWはどうも機械的な仕上がりになってしまう点。
現像パラメータはいずれも限りなくデフォルトに近い状態としてあるが、DxO Opticsの方が色調・コントラスト・ノイズ処理のいずれも自然な仕上がりとなっていて、撮って出しの状態でも十分絵になっている。Photoshopしか持っていないフォトグラファーにとってCS5のアップグレード内容は願ったり叶ったりだろうが、DxO OpticsユーザがCS5の画質に満足出来るかと言われるとちょっとなぁ…と思ってしまった。

てな訳でDxO Opticsが愛佳わらずクオリティ重視である事は実感出来たのだが、それはさておき処理速度を何とかしてくれよ。
Camera RAWが一瞬でレンズ補正してしまうのに対し、DxO Opticsでの現像作業は1分31秒(@MacBook Late2006 2.0GHz Intel Core 2 Duo)も要してしまった。アプリも平然と32bitモードで動作しているようなので、せめて64bit対応位して欲しい。

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