長年愛用してきたMacBook白(Late 2006)のトラックパッドの調子がここ数年悪く、ドラッグ動作が明らかにギクシャクしていた。
また最近になって光学式ドライブのローディング時にディスクをきちんとキャッチ出来ず盤面に傷を付けられるというトラブルにも遭遇し、この機会に修理しておこうかと思った訳。
■2日前
Appleのサポートフォーム上で修理可能かどうかチェックする。
流石に8年近く前のモデルという事で、テクニカルサポートは期間終了、サービス保証もサポート終了との事。
しかし持ち込み修理は依頼出来てしまったので、取り敢えず捩じ込んでみる。
…が、直近で空いているのが2日後(8/1、つまり今日)の午後orz
仕方無いので、さくっと予約しておく。
■1日前
修理中にデータ消去されるとマズいので、以前使っていたHDDを探しておく。
■今日
HDDを古いものに換装。
システムは生かしておいたので、そのまま起動にも成功。
クソ暑い中、渋谷へ。
予約しておいた甲斐あって、数分後にジーニアスバーに通された。
しかし、ここから数分担当者が来ない。
ようやく来たジーニアス、おそらく同年代かちょい若い位の男性。
まず、事前に予約フォームに入力しておいた内容を確認。
んで、このジーニアス氏がおもむろに本体をひっくり返し、マイナスドライバに毛の生えた程度の工具でいきなりバッテリのラッチを外そうとしている。
…が、外れない。
当たり前だ。工具の厚さも幅も全然足りてないんだもの。
んで、今度は奥の引き出しから何か取り出してきたかと思えば缶切りみたいな工具。
これを突っ込んでガリッとやって、ようやくバッテリを取り外す。
…あのさ、俺が開ける時は必ずハンカチなり布切れなり挟んでサイズの合うコインとか鍵の尻とかでゆーーーっくり回すように心掛けてたのに、修理担当のお前等に渡した途端そんなぞんざいに扱われちゃうワケ?
お前等にはお客様の大切な商品を扱っているんだとか、そういう意識ってこれっぽっちも無いの??
んで、バッテリを取り出してシリアルの記載されたラベルを確認して、トラックパッドの裏面をちょっと撫でて、また慣れない手付きでバッテリを戻してオシマイ。
戻す時も、これまたすんなり行かない。
バッテリをしっかり押さえないと回らないように出来てるんだよ。そんな事も知らねぇのかよ。
そして、ようやく所定の位置に戻ったラッチには2種類の工具を引っ掛けた際の傷がくっきり。
流石に奴も気になったようで、ちょっと擦ったりしてたけど何事も無かったかのようにマシンをひっくり返す。
…えぇと、今のバッテリ外す作業、本当に必要だったの?
てか、人が8年間大事に大事に扱ってきたマシンにものの数分で傷付けるとか、アンタ等のやるような事か??
んで、ようやくOSを立ち上げてトラックパッドの不調を確認。
「確かに動きが鈍いですねー」程度。
そして、光学式ドライブにはブランクメディアを試しに突っ込んでみて「今は特に問題なさそうですねー」と。
ここまでで一通りの確認作業は終了。
で、この期に及んで衝撃の診断結果が。
- サポート終了機種なので、交換用の部品が無い。秋葉原の修理店舗を探せばあるかも。
- トラックパッドと光学式ドライブについては外付けのものを利用してはどうか。
…えぇと、あたしゃ耳(と目)を疑いましたよ。
仮にも修理受付しておいて、この炎天下往復2時間も掛けて渋谷まで来て、大本営に診断して貰った結果が‘直せません’‘外付けの代替品あるっしょ?’‘傷なんて知らん知らん’とか、仮にもMac歴22年の俺を目の前にしてよく言えたもんだと。
流石に腹が立ったので、そのまま店を後にしてクイックガレージへ。
MacPowerとかで昔から広告出してたから、名前だけは知ってたクイックガレージ。
いつか行ってみたいとは思っていたが、まさかこんなタイミングでお世話になるとは。
iPhoneの修理関係で並んでいる客が数人居たんだが、Macの修理ってんで優先して案内される。
店員に一部始終を話した時点で「相変わらずアイツらはクズですね…」と一蹴。
…そうか、サードパーティ目線でもそういう評価だったのか。
で、マシンを見せると「あぁ、このマシン可愛いんですよね〜」って、そういう感覚を持ってる人がジーニアスバーに居て欲しかったと心底思った瞬間。
「お客さんのマシンに傷付けるとかあり得ないですよ」とか、優しい言葉が追い討ちを掛ける。
ここでも一応トラックパッドの動作チェックをしてくれたんだが「縦方向はいいんですけど横方向が明らかにおかしいですねー」ってそんなちょっと気の利いた診断すらジーニアス氏はしてくれなかったんだってばよ!!
ただ、残念ながらクイックガレージにも当該機種の交換部品は用意していないのだと。
辛うじて残っているのも、2008年以降のMacBook(4辺が丸っこいヤツ)までなんだと。
部品さえあれば、持ってきて頂ければ絶対丁寧に直しますよと。何かあったらまずウチ来て下さいと。
その言葉を聞けただけで、何か半分くらいは報われた気がしましたよ。
その後、他の関東圏内の修理業者に電話してみたものの「そういった修理は出来ません」と即レス。
Old Mac修理出来ますとかデカデカ書いてる業者ですらコレなんだもの、もう望みは皆無に等しい。
諦めて、行きよりも増してクソ暑い中を帰宅するのだった。
で、結局あのジーニアスバーの対応は何だったの?
余りにも原立つんで、取り敢えず証拠写真アップしとく↓
写真だと余り目立たないが、実物には傷跡と金具を擦り付けた痕がくっきり。
尚且つ、よくよく本体を観察してみればジーニアス氏が傷を擦った時に付いたとしか思えない細かな擦り傷まで付いてるじゃないか。
全く、何て事をしてくれたんだ…。
もし「Apple信者は基地外」とか「本人に直接言えよ」とか有り難く御指導下さる方がいらっしゃったら、今回ばかりは御遠慮願いたい。
私は生粋のAppleユーザとして、本件に関し口に出す事もはばかられる程失望し、腹の底から怒っているのである。
ジーニアスバーに関しては以前ちょっとした懸念をエントリしていたが、最早あんなのどうでもいいレベル。
つーか、修理出来ないんだったら最初っからジーニアスバーなんて予約させんなよ。
「マウス使えばいいじゃん」なんて、そんな町の電気屋の店員でも出来る程度の回答はこれっぽっちも期待して無いんだよ。
悪い事は言わない、保証期間の過ぎたMacは絶対にジーニアスバーに持って行くな。
そして、私は金輪際ジーニアスバーのお世話になるつもりは無い。
ジーニアス共には、我々に与えられたMacがJonyによって緻密に設計された、そしてSteveが残したAppleイズムに護られた‘芸術品’であるという事実を再度噛み締め、反省して欲しい。
こんな説教をジーニアスバーで垂れていたら、それこそ「家でやれよ」って話になってしまうだろう。
だから、本人の前ではとても言えなかった。凹んでた。落胆してたんですよ。それ程までに。
………あーーーーー、腹が立つ!!!!!
ジーニアスバーの修理関連で検索していて辿り着きました。
こういう変な信者がいると、ジーニアスバーの方も大変ですね(^_^;)
本体の裏の傷でこんなに怒るとか、普通じゃないですよ〜
コメント有り難う御座います。
きっと、貴方様は自家用車のドアの開閉の調子が悪くなった時に極太ドライバ突っ込んで抉じ開けられても文句の一つも垂れない仏のような御方なのでしょうね。
いやはや、お見逸れしました。
私も一言いいたい。”天才”を名乗るのであればそれ相応の技術と経験を積めと言いたい。
予約でさんざん待たされた上で、いらぬ知識でゴリゴリやられてはたまった物でない。
アイツラ買った新品ですらぞんざいに扱いやがる。電話機を扱いだしてから従業員の質も対応も最悪になった。
匿名!! ひとのHPに書き込むのなら名前ぐらい名乗りなさい。
本日、都内ジニアスバーで同じような目に遭いました。お気持ちお察しします…。
iPhoneの不調でジーニアスバーに行こうか悩んでいたので、参考になりました。
お気持ちお察しします。
自分も同じ目に遭ったら、ぶちギレてると思います。
パソコンに限らず、「人の物」という意識がない店員や業者が多くてヒヤヒヤします。
私も今日genius bar行ってきました。症状話してiPhone触られて「異常ありませんね」って言われて終わりました。確かに私の場合はあまりひどい症状ではありませんでしたが、もう少しいい対応をしてほしかったな、というのが個人的な感想です。まあ、イラっとしましたよ 笑。ただしApple カスタマーセンターの対応は良かったです。