モノをデザインする、ということ。(その2)

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私がP900iに乗り換えたことは先日も触れたが、色々いじくり回してみると少しずつ問題点が浮き彫りとなってくる。やはり一番気になるのは‘設定パネルの煩雑さ’で、目的とする機能がどこで設定出来るのか全く解らない。ただ、この問題に関してはFOMA端末がとことん多機能である以上致し方ない問題なのであろう。何の基礎知識もない一般ユーザが何処まで使いこなせるかは疑問だが、私自身はある程度ネットワーク関連の知識を持っているので、少なくとも操作マニュアルさえあれば一通りの機能を利用することは可能である。

しかし、そんな私であってもP900iに関して唯一許せない問題点がある。それはワンプッシュオープンボタンの位置である。通常携帯電話は右手(※それも特に親指)で操作する機会が多く、それ故主要なボタンは本体の右側に配置されるのが理想的である。しかし、P900iのワンプッシュオープンボタンは何故か本体左側面に配置されている。これでは携帯電話を取り出した瞬間にボタンを押すことが出来ず、本来の目的を果たすには至らない。
モノ作りを一言で語ることは勿論不可能であるが、最低限言えることは‘使い手の立場でデザインを考える’のが重要であるという、ただそれだけのことである。昨今の工業製品を目にしていると、そういったファンダメンタルな部分がおろそかになっているような気がしてならない。

モノをデザインする、ということ。

朝からお仕事だったのだが、行きがけにコンビニで新居の登録書類をコピー。
ファミリーマートのコピー機は恐ろしく使いづらい。

私は普段からコピー機を利用する機会が多いのだが、ここまでパネルが扱いにくいコピー機は初めてだ。何を操作しているのか全く掴めないし、最後に表示される『スタートボタンを押して下さい』というメッセージを頼りにスタートしようとしても、そんなボタンはどこにも見当たらない。結局の所は本体のコピーボタンを押したらコピーが開始したのだが、私の前の客もたった数枚のコピーに10分近く費やしていたことを考えると、やはりインタフェースそのものが扱いにくいのであろう。

ハードウェアにせよソフトウェアにせよ、モノを設計する上で一番重要なのはスペックをがむしゃらに向上することではなく、使用者に対して如何に快適な環境を提供出来るかというその一点に尽きるのである。幾ら性能の良いマシンを設計しても、操作方法が解らなければ能力の1割も引き出してやることは出来ないのだ。

遂に出るか、新型PowerMac G5!?

今日も朝からお仕事。先日開発した新システムも今日はまだ役に立たず。明日以降は使う目処が立っているのだが…。
また、帰宅途中には渋谷のDoCoMoショップに立ち寄って契約変更。やはり私には渋谷の地形が理解出来ない。

それはそうと、某情報筋によると『Power Mac G5』の新型がようやく発表されるらしい。旧モデルの発売から既に半年が経過しており、そろそろ新型が発売されてもおかしくない時期である。
しかし、問題なのはその『発売日』である。丁度6月末から7月にかけて『World Wide Developers Conference』が開催されるので、それに合わせて発表される可能性が濃厚。事実、旧モデルは2003年夏のWWDCで発表され、8月に発売された経緯がある。となると、私がG5を購入出来るのは早くても夏ということか。随分気の長い話である。

「パソコン関連製品は欲しいと思った時が買い時」とはよく言ったものだが、やはり商品のサイクルが遅いと購入するタイミングを逸してしまうものである。しかし、ハイエンドの名機として名高いG5だからこそ、より力強くAppleのラインナップを牽引していって欲しいと思う。とにかく、今は一刻も早いニューモデルの発表を心待ちにするばかりだ。

追い出しコンパ(略して『追いコン』)。

朝から引っ越し準備やら『玉置成実のNAtural MInd』のキャプチャやらで忙しかったのだが、夕方からは池袋で追いコンがあったので家出。
今日集まったメンツは職員全員&仕事仲間という構成だったのだが、思った以上に仕事仲間の集まりが悪かった。とは言うものの、気心知れた連中だけで盛り上ることが出来たのは、それはそれで良かったのかも知れない。

追いコンそのものはまったりと進行し、花束と色紙が贈呈されて終了。それ以外の時間はひたすら仲間内で話し込んでいたのだが、就職が決まったのに単位不足で卒業出来ずにアボーンみたいな輩が居たりと、トークの内容自体はある意味濃いものだった。
しかし、私にとって後輩から追い出される機会は(大学生活を通して)今日が最初で最後である。追いコンと言うイベント自体が慣例染みていて嫌なのだが、それを差し引いても最後のひとときを可愛がった後輩やお世話になった職員と過ごせたことは、それだけでも有意義であったように思う。

終了後は2次会が実施されたものの、体調不良&引っ越し準備&その他諸々の為参加せず。帰宅後はひたすら雑用に追われていた。

昼寝坊。

これまでの疲労を一挙に解消すべく、今朝は思い切って睡眠。起きたのは実に14時前だった。
まずは部屋の片付けをこなし、従姉妹の家に出向いて使用済みの家電製品を物色。必要なものは一通り(※有償で)譲ってもらえることになっており、叔父さんには当日の運転手をお願いすることにもなっている。まさに‘おんぶに抱っこ’といった状態。

また、夜には『AFTER SCHOOL』のデータ処理。物理的な片付けも重要であるが、私にとってはデータの片付けも重要である。しかし、音声編集に使用している『Sound It!』の挙動がどうも安定しない。そろそろキチンとしたDAWソフトを手に入れろということなのであろうか…。
なお、夜にはようやく『Shade7 Professional』が到着。このソフトに関してはiBook&後に購入する予定のPower Mac G5にしかインストールしないつもりである為、本格的に触れるのは転居した後ということになるであろう。

ちなみに余談であるが、この期に及んで自宅のCRTモニタがEIZOブランドのものになった。父親の財力を羨むばかりであるが、引っ越しを控えて金銭的に厳しい(※少なくともデスクトップマシンを購入する金は全く無い)私にとっては嫌がらせ以外の何者でも無い。

PCはやはり‘難しい’のである。

仕事帰りに研究室へ寄り、上級生のアドバイスを受けつつマシンのセットアップ。
まずは先日発生した‘パーティションが切れない’という問題を解決することとなったのだが、CD-ROMからXPを起動しようとしているのに巧くいかない。原因はBIOSの設定が適切に行われていなかった為で、上級生にいじってもらった結果何とか解決。
続いては‘ネットワークに接続出来ない’という問題。これが解決されないとXPの認証が出来ないわ、ネットに繋げないわ、Windowsアップデートはかからないわ、プリンタや研究室のサーバにアクセス出来ないわでどうしようもない。しかし『マイネットワーク』には‘1394接続’なる訳の判らない接続方法しか表示されておらず、新規にネットワークを作成しようとしても矢張り1394接続でしか認識されない。その原因はイーサネットドライバが適切でなかったというもので、何となく1394接続を破棄してマザーボードのCD-ROMを挿入し、何となくドライバを再インストールしようとしたらCD-ROM内に該当のデータが発見され、言われるままにそれをインストールしてみた所ようやくLAN接続が可能となった。XPの認証も無事に行われ、その後のネットワーク接続においても何ら不具合はなかった。

とかく一般人からは「パソコンは難しい」と言われるが、これまで私にはその感覚が全く理解出来なかった。少なくとも、10歳にして初めてMacintoshに触れた際には、そのような感覚を全く抱かなかったからである。しかし、今回の騒動で‘パソコンが難しい’理由がよく解った。というのは、PCマシンがそもそも自分で組み立てられることを前提とする点に起因していたのである。
Windows対応を謳うLANカードであってもドライバが必須となり、起動ディスクをフォーマットしようとした際にはBIOSから起動ディスクの設定をいじらなければならないというのは、どう考えても一般人にとって非常に敷居の高い問題である。かく言う私自身もある程度PC事情には触れてきたつもりであったが、Macintoshにおいて拡張カードは自動認識されるのが普通であり、起動ディスクを切り替える際にはキーボードの所定のキーをプレスするだけで充分なのである。また、ディスクの管理は全て『Disk Utility』によって行われ、起動ディスクをフォーマット&再インストールしたい際は一旦OSのCD-ROMを挿入し、表示されるアイコンをダブルクリックするだけでOKなのである。少なくとも、BIOSのようなマシンのコア部分に触れる必要は一切無い。
PCはあくまで自作メインのコアユーザ向きなものであって、それを望まないユーザは素直にMacを使えばいいだけの話なのだ。その事実を改めて認識したのと同時に、何故Appleがそういったアドバンテージをビギナーに対して訴えていかないのか、いささか疑問に思う部分ではある。

与えられた仕事をより円滑に進める方法。

朝からお仕事。今日も例によって細かいタスクの処理が中心だったのだが、ここ数日気になっていたことに‘ワークフローの煩雑さ’があった。
現在の業務内容はひたすらサーバにデータを転送してはブラウザで確認するという作業が中心になるのだが、使用しているブラウザがIE6ということもあり、お世辞にも作業効率がいいとは言えない状態である。また、IEを立ち上げた際には多数のウィンドウを同時に展開することとなり、ウィンドウそのものの管理すらままならなくなってしまうのだ。特にシステムの生成するヘッダファイルに適切なタイトルが埋め込まれていない為、サイドバーのボタンからウィンドウの内容を判断出来ないのが何とも煩わしい。これでは、本来扱われるべきデータだけに意識を集中することは困難である。

そこで、サーバのデータにアクセスする為のフレームを即興で組むことに。ソースコード自体は大したことないもので、ものの5分程度で作業が完了してしまった。類似するコンテンツを同一のウィンドウに展開することで画面がすっきりとまとまり、最小化した際のタイトルもHTMLのヘッダに打ち込んでおくことで判別しやすくなる。
早速これを使ってみたのだが、作業がすこぶる快適になった。他のスタッフにも紹介した所非常に評判が良く、今後は職場の全マシンで同様のフレームが利用されることとなった。時代の流れは徐々に‘成果主義’へと傾きつつあるが、肝心の成果を挙げる上で最も重要となるのは『発想力』なのである。そこに必要な技術が如何に単純なものであったにしても、それを思い付くか思い付かないかは個々の能力に依存する部分が極めて大きい。「そんな事俺にも出来るよ」等というのは言い訳に過ぎない。

TA FINAL。

本日で遂に池袋業務も最終日となる。日中のお仕事は16時までで切り上げ、行きがけにゴールドディスク大賞のCDを予約。現地には5分程の余裕を持って到着した。
最終日とは言うものの業務内容は何の変哲もなく、思いの他あっさり終わってしまったような気がする。終了後はラーメン屋に出向いたのだが、今日が最終日ということで後輩から奢られてしまった。大変申し訳ない…。

私にとっては、この4年間フルに業務を継続出来た(※特に今年は1000時間以上働いていた計算になる)こと自体が驚きである。最早体力と気力は限界の域に達しており、特に今年度は業務の為の睡眠不足が祟って、体調不良を訴えることが少なくなかった。しかし中には1浪1仮面浪人(※計2浪)で大学に入学し、今年留年してしまった為来年は5年生になるというのにも関わらず、業務を継続したいと申し出る輩まで居るというのだから、これには本当に呆れてしまう。本気で業務に打ち込んでいたのであれば、とてもこれ以上気力が保てるような容易いことではない。
4年間という時間は私にとっては勿論、予備校TAを務める大学生が自己を存分に開花/発揮させるという観点において、大変都合のいい期間であると言えるのかも知れない。

旧友との再会。

夜は以前地元のバイト先で一緒だった面々と食事。まったりと外食するのは久々だったので、良い気分転換にもなった。

しかし帰宅後はゆっくり休んでいる暇も無く、深夜まで掛けて明日の業務の準備。ここ数日間はひたすら睡眠不足が蓄積しており、明らかに体調が悪い。

FOMA導入。

朝から不動産業者へ出向き、ちょっとした事務手続きを行った。本当はオーナーを交えて打ち合わせを行う予定だったのが、オーナーの所有する複合機が故障した→FAXはおろか書類の出力すらままならないというトラブルの為ドタキャンされる始末。よって今日の所は大した進展が見られなかった。

その後新宿に直行し、念願のFOMA端末へ機種変更。データの移行に50分程度かかるとのことで、その間にヨドバシの系列店舗を覗いて情報収集。デジカメ用のコンパクトフラッシュを物色した後、PS2関連製品をチェック。
また、昼食はヨドバシカメラ前のMcDonaldにて簡単に済ませた。新製品の『Fish McDippers』を試してみたかったというのがその理由。値段の割に量がやや物足りない印象を受けたが、食してみる価値はあったように思う。